世界樹の迷宮V-ネクロマンサーを再設定する(妄想)
ネクロマンサーの二人目を作ろうとしているのだけど、どうにも、こうにも、二人目のアイディアをひねり出せない。
というか、そもそも、ネクロマンサーという職業が、好きになれないでいる。
そのため、妄想が広がらないみたいだ。
なぜ、好きになれないか。
公式によると「死霊を召喚し、使役することで、(以下略)」とある。
「死霊」とは、何なのか。
「召喚」とは、どういうことなのか。
世界樹の迷宮という「文化」では、いままで、召喚士はいなかった。
いや、動物を使役するキャラクターはいたけども。
はたして「死霊」というのは、どこから来るものなのか。
また、ダンジョンでも呼び出せるというのは、どうやって呼び出すのか。
はては、それって、肉体はあるのか。
霊的な存在と、肉体を、一度に呼び出すのか。
どこから。
世界樹の迷宮の、迷宮で死んだ人たち(つまりボウケンシャー)を、死霊として使っているのか。
というか、その光景って、グロい。
あと、そうした死霊を、死体を操るひとが、同じパーティにいたとして、その人と仲良くできるのか。
死体臭さはないのか。
街の中では呼び出せないモノの、たとえば、死体の臭いがするなかで、キャンプをするのか。
いったいぜんたい、それは、どういう光景なのか。
設定をしようと、ネクロマンサーの様子を考えれば考えるほどに、パーティの中で浮いてしまう。
異質すぎる。
ではでは、ネクロマンサーという職業は、世界樹の迷宮のなかで、どういう役割なのだろうか。
歴史的ななかで、いかに、ネクロマンサーという職業が生まれたのだろうか。
そもそも、ネクロマンサーになれる種族は、基本は「ルナリア」である。
ルナリアは、魔術の研究をしている種族だけども。
そこで、ネクロマンサーという「死霊を操るすべ」は、なぜ、必要とされたのだろうか。
使役して、何の役に立つのだろうか。
もう、これは、使い道は限られてくる。
きっと、戦争だ。
戦争の道具としての、ネクロマンサーによる、物量作戦のひとつだったのだろう。
しかし、ここで考えておきたいのは、ネクロマンサーは、ゾンビとは違うということ。
ゾンビは、勝手に、ゾンビがゾンビを生み出すけども、ネクロマンサーは、あくまで、ネクロマンサーが使役しているということ。
もう一つ、頭にピンときたのは、世界樹の迷宮Vのダンジョンにいる「古代のゴーレム」たちだ。
あれは、かつての、古代のルナリアたちが作り出したものだという。
そこで、もう、急にひらめいた!
もしかして、ネクロマンサーたちが使役しているものは、この「ゴーレムの亜種」なのでは無いだろうか?
「死霊」という、霊的な存在というよりも、「ゴーレム」という、物質的な存在を、ルナリアの魔術研究のいっかんで、生み出した、という方が、自分のなかでは辻褄がつく。
そうなると、「ゴーレム」的ななにかを、ネクロマンサーは使っているのだ。
そうであれば、それは、もしかしたら「霊的な何か」ではなく、「ロボット的な何か」のような、プログラミングが可能なモノなのかもしれない。
そして、ゴーレムが土くれから作られたように、「ネクロマンサーの死霊」も、もしかしたら、土を媒介として、作られるのかもしれない。
ネクロマンサーの「死霊の正体」は、こうして、土から生み出される「ロボット・アンドロイド」的な何かなのかもしれない。
それを、その技術を知らない人がみたら、さも、土の中から「死体が(死霊が)蘇った」ように見えるのかもしれない。
でも、そうではないのかもしれない。
もし、「プログラミング可能なコア」と、「土」をつかうことで、「死霊(=ゴーレム)」を生み出せるのならば、死霊がやられてもやられても、再生可能なのは、すこし分かる。
コアの部分を、いくつか持っていれば、そのプログラミングによって、ある程度決まった戦略が可能になるのだ。
これが、一方で、本当の死霊(という言い方は変だけど)を使った場合は、毎回、同じ死霊じゃないかもしれない。
そうなると、死霊を呼び出すために、どうやって、ネクロマンサーの思い通りに動かすことができるというのか。
ある死霊は、もしかしたら、死んだ時の職業は、フェンサーかもしれないし。
ある死霊は、ドラグーン的な存在かもしれない。
そうした出所不明の死霊に、思い通りにコントロールするのは、きっとものすごくタイヘンだ。
それを、ネクロマンサーの「精神力」かなにかでコントロールするのは、3体使役するとしたら、相当に骨が折れる。
それよりも、あらかじめ、ゴーレムとしての行動様式を設定してあるコアを使えば、これらは、自動化できそうだし。
そう、高度に発達した科学は、魔法と区別ができない、という、まさにあれだ。
ルナリアの高度に発達した「科学力」は、死霊を使役しているように見えて、実際はゴーレムを使役している。
しかし、そのゴーレムは、土の塊というより、ニンゲンっぽく見える、とか。
それであれば、一緒に食事をしても、死体臭いとかは、なさそうだし。
オカルトめいた人と、パーティを組む時の、ハードルも下がるってものだ。
しかし、まだ、ひとつ、問題というか、ボクの前の「自己紹介」と矛盾する点が出てきてしまう。
シュバルツ『力尽きたときには、わたしの死霊としてやろう』(声12:ニヒル)
として、自己紹介をしているのだよね。
うむうむ。
これはどうするべ。
この時には、まだ、普通に「死霊」を使うという設定でいたからな。
でも、上記に延々とかいたように、「死霊」ではなく、あくまで「死霊に見えるゴーレム使い」だとすると、死んだ仲間は、ゴーレムにはナラナイ。
あえて、するなら、行動パターンやアルゴリズムを、ゴーレムのコアとして取り込んで、使役するか。
今回、別枠で、義体の設定のガクランがいるので、科学の力の発展形で、義体を動かすSFの世界線とつなげてはいるのよね。
だから、記憶を電脳化として、残しておけるならば、その電脳をゴーレムのコアにコピーして、それによって、ゴーレムとして、使うことはできるのかもしれないな。
こじつけた。
こじつけるだけ、こじつけた。
これで、自分のなかで、ネクロマンサーに対する「嫌悪感」的な、あるいは、おそれみたいなのが減ったようにおもう。
実は、もうひとつだけ、解決しておかないと行けないのは、ネクロマンサーのあのカッコウであるのよ。
なんで、あんなに、身体はボロボロなのか。
身体に、3つの玉を埋め込んでいるのは、それがコントローラーなのかもしれない。
が、このネタ元であるところは、『覚悟のススメ』であるのよね。
あの玉も、身体に埋められていて、それらを、戦闘の時に使っていたり。
また、死霊とは、『覚悟のススメ』でいうなら、「強化外骨格零」を作るためにつかわれた人の魂だったりするのだけど。
そっちによってしまうと、ネクロマンサーのキャラ立ちが、とてもとても暗いものになってしまうし。
ルナリアのなかで、二大職業のうちのひとつを、そこまで、ダークなものにするのも、いかがか、とか思う。
あくまで、ボクが、ボクの使うキャラを作ったり、使ったりするのには、「死霊」の正体は、ゴーレム、ということにしよう。
その路線で、二人目も想像・妄想しよう。
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